社会人2年目、自分がポンコツで仕事できない…と思っている人の対処法

社会人2年目になると、仕事にある程度慣れてくるとともに自分の至らなさを感じることも増えてきますよね。

「この会社で2年も働いているのに自分がポンコツすぎる…」「ポンコツから脱却して仕事ができるようになりたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、社会人2年目で自分がポンコツだと感じる理由や、仕事ができなくて落ち込んでしまったときの考え方、そして対処法について解説します。

仕事についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

社会人2年目でポンコツを痛感する理由

社会人2年目でポンコツを痛感する理由を見てみましょう。

学生生活から社会人生活へ移行する慌ただしさがなくなり、毎日の生活にゆとりが出てくると、自分の仕事ぶりについて悩む時間も増えてしまいますよね。

以下のようなことで悩んでいないか、自分がポンコツだと感じる瞬間を振り返ってみてください。

仕事ができる同僚と比べてしまう

仕事ができる同僚と仕事ができない自分を比較して、落ち込んでしまう人は多いです。

日本は新卒採用の風潮が色濃く残っており、同期とは同じスタートラインから仕事を始められます。

その分、「同じ仕事をしているはずなのになんで自分はできないのか」「同僚の成績が上がっていくのを見て焦る気持ちばかりがつのる…」という人もいるでしょう。

とくに売り上げを競うような職種、マルチタスクの処理を求められる職種では、その仕事が向いている人と向いていない人とで差が出やすくなってしまいます。

研修が終わって質問をしにくい

社会人1年目の研修が終わり、会社からも即戦力として期待されるようになると、わからないことや悩みを質問しにくくなるという不安も出てきます。

「もう2年目なんだから」という周囲の視線が怖く、今更質問できない…とつい悩みをそのまま放置してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

会社にもよりますが、社会人1年目ではその会社のさまざまな仕事の研修を受けたり、社会人1年目だけで研修講座を受けたりすることがあります。

ある程度のビジネスマナーや仕事のやり方を覚えたと判断されると、適材適所に配置されて本格的な業務がスタートします。

それでもまだ自分は仕事に慣れていないような気がする、不安な点がたくさんあると感じると、自分がポンコツに思えてしまいます。

初歩的なミスをしてしまう

仕事で初歩的なミスをすると、「社会人2年目なのに」と自分のポンコツぶりに落ち込んでしまいます。

2年目になるとある程度仕事に慣れてきますが、その分基本的な部分の見落としをしてしまうこともあります。

また、1年目の段階で理解しておくべき点を理解していなかったことが発覚すると、同僚や上司にも申し訳なくなってしまうでしょう。

ですが、社会人経験が豊富な人であっても初歩的なミスをすることは珍しくありません。

自分だけがミスをしているわけではないと思って開き直る精神も、ときには大切です。

後輩に成績を抜かされる

後輩に成績を抜かされると、自分の仕事のできなさが浮き彫りになってポンコツ具合にへこんでしまうこともあるでしょう。

社会人2年目になると後輩ができて、自分との比較対象がさらに増えてしまいます。

同僚と比べて仕事ができないと感じることはもちろん、後輩のほうが仕事ができる、後輩に営業成績を抜かされたなどで悩みが出てくることもあるでしょう。

仕事量や責任が増えてくる

社会人2年目になり、仕事量や責任が増えてくると、プレッシャーを感じて自分のポンコツぶりを痛感する人もいます。

社会人1年目のころはまだ新人扱いで、つねに横に上司がついていてくれたり、ミスをしても許してもらえたり、さらに仕事量も少なかったりといったことが多いです。

ですがある程度仕事に慣れてくると、一人で仕事を任されたり、責任のあるプロジェクトに参加させられたりすることも増えてきます。

まだまだ上司と比べるとできないことは多いとはいえ、これからも仕事量や責任の重い仕事

の比重は上がっていくでしょう。

仕事量が増えて残業時間が長くなると、自分の容量が悪いのではないか?と落ち込んでしまう人もいます。

社会人2年目で落ち込んだときの考え方

社会人2年目は、仕事面でさまざまな悩みを抱える時期です。

そんなときはむやみに自分をポンコツだと責めるのではなく、考え方を変えてみましょう。

考え方一つで、仕事をしやすくなったり、前向きに考えられるようになります。

ポンコツな自分も許せるようになる考え方を紹介するので、取り入れられそうな部分から取り入れてみてくださいね。

社会人2年目はまだまだ新人

社会人2年目は、まだまだ新人といえる時期です。

そのため、「上司のようにすべてを完璧にこなさなければ」と張り切りすぎる必要はありません。

まだ失敗が許され、これからの成長も期待できます。

転職市場では「第二新卒」という枠があり、これは「ある程度社会人としてのマナーがついている若手の人材を採用したい」企業からの需要が高いことを意味しています。

若手はこれからの伸びしろを評価してもらえることも多いので、自分ができないことに目を向けて落ち込むより、これからできそうなことに目を向けてみましょう。

社風が合っていない可能性もある

自分がポンコツだと思ってしまうのは、社風が合っていないからかもしれません。

自分の考え方が社風と合わないと、仕事も進めにくくちょっとしたことでストレスを感じてしまいます。

例えば自分のペースでどんどん仕事を進めたい人が、チームワークを重視する会社に就職すると周囲と合わせるのに苦労します。

若手からどんどん活躍したいと思っていても、年功序列の風潮が強い会社だともどかしい思いをすることもあります。

入社前にはわからなかった社内の実情を目の当たりにすることで、ギャップを感じている可能性もあるでしょう。

周囲と比べても仕方ない

周囲と自分を比べても仕方ないということを、改めて理解しましょう。

自分がポンコツだと思ってしまうのは、比較対象がいるからです。

同僚、上司、部下など、誰かと比べて自分がポンコツだと悩んでいるのであれば、いったんその考えを捨てるようにしましょう。

営業職などでは周囲と比べないことは難しいと感じるかもしれませんが、人それぞれの魅力や強みに目を向ければ、自然と周囲と比較することも少なくなります。

「自分はポンコツだ…」と落ち込んだときは「私は私、他人は他人」と心のなかで唱えてみましょう。

自分が得意なことをがんばる

周囲と比べずに落ち込まないようにするには、自分が得意なことをがんばることも大切です。

どんなに優秀に見える人でも、苦手なことはあります。その分、自分にも苦手なことと得意なことがあるはずです。

自分の得意なことを伸ばしていけば、自信がついてきて仕事もやりやすくなるでしょう。

そのうちに周囲からも評価されるようになり「この分野はあなたに任せるね」「この仕事は別の人に割り振ろう」と思ってもらえるかもしれません。

改めて自己分析をして、自分がどんなときに落ち込むのか、どんな成功体験があるのかを分析してみましょう。

自分に自信を持つ

自分がポンコツだと落ち込まないためには、自分に自信を持つことが大切です。

自分に自信を持てば、少しのミスでも落ち込みにくくなり、自分を責めすぎることもなくなります。

「仕事ができないのに自信を持つなんてできない…」と思っている方でも、優れている点はたくさんあるはずです。

どうしても仕事面で自信を持てないなら、私生活に目を向けてみましょう。

「毎朝早起きをして一人で家事ができている」「大切な友達がいる」「一人で海外旅行をした経験がある」など、どんなことでもかまいません。

「自分にはこれができる」「自分にはこんな魅力がある」と再確認することで、自分に自信を持ち、愛せるようになるでしょう。

プライドを捨てて質問する

ポンコツすぎて仕事ができないと悩んでいる人は、プライドを捨てて周囲に積極的に質問をすることも大切です。

社会人2年目になると、自覚はしていなくてもプライドが邪魔をしているシーンがあります。

「もう2年目なのにこんなことを聞くのは恥ずかしい」「こんなことがわからないと思われたくない」など、知らず知らずのうちにプライドが邪魔をしていないか考えてみましょう。

プライドを捨てて質問をする、後輩を見習うなど、考え方を改めれば、より多くのことを吸収して仕事ができるようになりますよ。

合わない仕事をしても伸びない

自分に合わない仕事をしていても伸びないということも理解しましょう。

人には何事にも向き不向きがあり、自分の得意なことを伸ばしていくほうが仕事もしやすく、ストレスも感じません。

今の仕事が自分の能力を最大限に活かせる仕事なのかを考えてみてください。

会社によっては、事務職で採用されたのに営業もさせられた、OJTでさまざまな仕事を任されたなどのケースもあります。

その会社である程度働き続けることで希望する職種に異動できることもあります。

ですが、そうでない場合や、「向いていると思っていたけど実際に働いてみたら違った」と感じた場合は、転職を検討することもおすすめです。

自分の将来に期待する

今は自分がポンコツだと落ち込んでいても、自分の将来に期待することで希望を持てる可能性があります。

どんな偉大な人でも、仕事で成功を納めている人でも、最初から順風だったわけではありません。

今はがんばり時、たくさんのことを吸収するときだと重い改めることで、ポンコツな自分にも期待できるようになるでしょう。

1年後、5年後、10年後、自分がどうなっていたいかを思い描き、将来に向けて今できることをコツコツと進めてみてくださいね。

社会人2年目がポンコツから脱却するための対処法

社会人2年目で自分がポンコツだと悩んでいる方が、負のループから脱却するための対処法を紹介します。

どうしても自分を責めてしまう、周囲に迷惑をかけない程度に仕事ができるようになりたいと考えている方は、以下の行動を日々の仕事に取り入れてみましょう。

コミュニケーションを取る

コミュニケーション不足だと感じていなくても、今以上に周囲としっかりコミュニケーションを取ることを意識してみましょう。

仕事を円滑に進めるためには、頻繁な報連相や進捗状況の確認などは大切です。

仕事の話だけでなく世間話やプライベートな話からも、一緒に働く人の人柄が見えてくれば、相談や質問をしやすくなるでしょう。

自分がどんな人間なのかを周囲に知ってもらうことも大切です。

休憩時間は一人で落ち込んでばかり…という人は、時間を有効に使って周囲との関係を深めることを意識してみてくださいね。

きちんと質問をする

わからないことをそのままにするのではなく、きちんと質問することで仕事の悩みを少しずつ解決していきましょう。

「2年目になってこんなことを聞いて不快に思われないか」「あきれられるのではないか」と萎縮してしまうかもしれませんが、積極的に質問をしていくことはかえって好印象にもつながります。

仕事を理解しようとしている、問題を解決しようとしている姿勢が評価されるだけでなく、問題を解決することで仕事への不安も少なくなり、自分に自信を持てるようになるでしょう。

社会人2年目はまだわからないことが多くて当然と思って、自分からどんどん質問していきましょう。

自分を高める勉強をする

仕事面で自分に自信を持てない人は、勉強をしてスキルを身に着けることもおすすめです。

仕事に役立つ勉強をすることで、実践に活かすことが可能です。

業務に必要な勉強をして資格を取得することも効果的ですが、自分が興味のある分野を勉強してみてもいいでしょう。

仕事ができないと落ち込むことがあっても、「自分はこの資格を持っている」「この知識を活かせる転職だってできる」と思うことで、不安を払拭できます。

また、帰宅後や休日の自由な時間につい仕事のことで落ち込んでしまう方も、勉強に集中すれば嫌なことを忘れられますよ。

ミスをしたら次に生かす

社会人2年目なのにいまだにミスを頻発してしまう…という方は、ミスを次に活かせるようにしましょう。

ミスは誰でもしてしまうものです。とくに社会人として経験が浅い2年目では、初歩的なミスをしてしまうこともあるでしょう。

そのときもただ落ち込むのではなく、なぜそのミスをしてしまったのか、どうすれば改善できるのかを考えることが大切です。

メモを取るようにする、ステップを明確にして同じ間違いを繰り返さないようにするなどの対策を取れば、次第にミスも減って順調に仕事を進められるようになるでしょう。

仕事ができる人を見習う

仕事ができる周囲の人を見習うことで、自分の問題点を改善していける可能性もあります。

上司はもちろん、同僚や部下などにも目を向けてみましょう。

仕事の進め方はもちろん、周囲とのコミュニケーションの取り方、就業中だけでなく前後の時間の使い方なども研究して、取り入れられる点を取り入れてみてください。

例えば、成績のいい人は顧客とどんな会話をしているのか、報告書はどれくらいのスピードで仕上げるのか、普段どんな勉強をしているのかなど、参考にすべき点は多数あります。

周囲と比較して落ち込むのではなく、足りない部分を補って自分のものにしていく姿勢が大切です。

転職を検討する

仕事内容や社風が自分に合わないと感じる場合は、転職を検討することもおすすめです。

入社してから想像していた仕事内容と違った、社風が自分の考え方と合わなかったと感じるのは珍しいことではありません。

「新卒で入社したら3年はその会社で働き続けるべき」という考えはいまだに根強いですが、合わない仕事内容、社風の会社で働き続けても成長はしにくいです。

かえってストレスで心身を壊してしまう可能性もあるので、取り返しがつかなくなる前に転職に踏み切ってしまうこともおすすめです。

新卒後3年目くらいまでの第二新卒の採用を積極的に行っている企業も多いため、ポテンシャルでの採用を目指してみてもいいでしょう。

オンオフのメリハリをつける

自分をポンコツだと責めすぎないためには、オンオフのメリハリをつけることも大切です。

仕事のミスを終業後も引きずって落ち込んだり、休日も職場の周囲の人との違いに悩んだりしていると、リフレッシュできません。

就業中は目の前の仕事に集中する、休憩時間や休日はしっかり自分の時間を大切にすることで、メリハリのある毎日を送れるようになるでしょう。

自分なりのストレス発散方法やリフレッシュ方法をいくつか用意することも大切です。

また、休日に何もすることがなくてくよくよしてしまう方は、仕事に関する勉強や語学の勉強など、自分のためになる学習に時間を使うこともおすすめです。

読書をして豊富な知識や考え方に触れることで、自分の思考を変えていくこともできるでしょう。

仕事のやりがいを見つける

仕事のやりがいを見つけて、何のために働いているのかを今一度見つめなおしてみましょう。

自分の至らなさに落ち込んでしまうのは、自分が目指すべき理想の働き方や人がいるからの可能性が高いです。

そもそもその会社に入社するときにどんな将来を思い描いていたのか、理想とする業界の人は最初はどんな風に働いていたのかなどを知ることで、仕事のやりがいを見つけられます。

また、お客様とのコミュニケーションやプロジェクト終了後の達成感など、「この仕事をやっていてよかった」と思える瞬間もあるはずです。

自分のポンコツぶりにばかり目を向けるのではなく、やりがいに目を向けることで、モチベーションを維持して働き続けやすくなるでしょう。

仕事が向いていなくてポンコツだと感じるときはどうする?

そもそも仕事が向いていなくて、自分をポンコツだと思い込んでいる方は少なくありません。

自分を責めてしまう理由を分析した結果仕事が合っていないだけかも?と思ったときは、どのような対処法があるのかを紹介します。

以下の点もふまえて、これからの働き方を見つめなおしてみましょう。

環境が悪い可能性も考える

自分をポンコツだと責めてしまうのは、周囲の環境が悪いせいかもしれません。

環境が悪いとサポートを求めにくく、結果ミスを繰り返してしまい、さらに自分をポンコツだと思い込む悪循環に陥ってしまいます。

例えばパワハラをする上司や威圧的な態度を取る上司がいる、競争意識の強い同僚が多く協力してくれないなどがあります。

自分の考えを変えることはできても周囲の人間を変えることは難しいです。

そのため、自分で改善できる範疇を超えていると感じたら、環境を変えるために転職を検討してみてもいいでしょう。

改めて自己分析をする

仕事が自分に合わない場合は転職も視野に入れることがおすすめですが、その前にしっかり自己分析をしましょう。

自分の得意なこと、苦手なことをよく理解することで、転職後のミスマッチを防ぐことが可能です。

仕事でどんなミスをするか、どんなときに落ち込むかなどを書き出すと、自分が苦手なこと、今後やりたくない仕事などが見えてきます。

反対に、成功したこと、褒められたことを書き出すと、自分が伸ばしていくべき魅力が見えてくるでしょう。

その結果を転職先探しや事故PRに反映すれば、理想の転職先を見つけやすくなりますよ。

第二新卒のカードを有効活用する

転職を検討する際は、第二新卒のカードを有効活用しましょう。

社会人2年目は、転職市場でも「第二新卒」として需要が高いです。

基本的なビジネスマナーが身についているため一から教育する手間がかからず、また今後の伸びしろも期待できるため人材育成にコストをかけたくない企業から人気があります。

転職サイトの求人のなかには「第二新卒歓迎」としている求人も多いので、目を通してみましょう。

社会人2年目はまだアピールできる実績は少ないですが、今後の伸びしろや自己分析の結果による自分の強みなどをしっかりアピールしてくださいね。

社会人2年目のポンコツの悩みから脱却しよう

社会人2年目は、仕事に慣れてくるとともに周囲と比較したり責任が重くなったりして、自分をポンコツだと責めてしまいやすい時期です。

ですが社会人2年目はまだまだ新人の枠であり、必要以上に完璧を目指しすぎる必要はありません。

自分がどんなときに落ち込んでしまうのか、なぜポンコツだと思うのかをしっかり分析したうえで、取り入れられる対処法を試してみましょう。

どうしても自分で改善できない点で悩んでいる方は、転職することもおすすめです。

転職して自分に向いている仕事につけば、自分をポンコツだと思うことも少なくなり、ストレスなく働き続けられるでしょう。

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