ポンコツはいい意味もある!ほめ言葉で使われるシーンを解説

壊れたものや使えない人などを指す言葉として、「ポンコツ」があります。

マイナスな意味で使われることが多い言葉ですが、場合によってはいい意味で使われることもあります。

本記事では、ポンコツがいい意味で使われるのはどんなシーンなのかを解説します。

「ポンコツと言われてしまった…」と落ち込んでいる方は、いい意味で使われた可能性がないかを考えてみましょう。

目次

ポンコツはどんな人に対して使う?

最初に、ポンコツはどんな人に対して使う言葉なのかを改めて整理してみましょう。

なぜ自分がポンコツと言われたのか、また人に対してポンコツだと思うのかを整理して、今後の改善や言葉選びの参考にしてみてください。

抜けている人

抜けている部分がある人に対して、ポンコツという言葉を使うシーンは多いです。

普段は問題なく行動しているのに、ちょっとしたミスが多い、ふとしたときにうっかり忘れものをしてしまうといったときに、ポンコツと言われることがあるでしょう。

他人に大きな迷惑をかけないほほえましいミスは、「ポンコツ」という可愛らしい響きを持つ言葉で表現されることがあります。

悪い意味ではなくいい意味で使われることもあるため、うっかりミスでポンコツと言われたときは重大に受け止めすぎる必要はありません。

ミスが多い人

ミスが多い人に対して、ポンコツと言うシーンは多くあります。

とくに仕事で周囲に迷惑をかける、作業がストップしてしまうようなミスを連発すると、ポンコツと言われてしまうでしょう。

ただし、職場の上司にパワハラ的な発言をされることもあります。

自分で改善できない部分をしつこくポンコツ呼ばわりしてくる上司の発言は、あまり気にしないことも大切です。

マイペースな人

マイペースな人は、主にプライベートなシーンでポンコツと言われる可能性があります。

周囲と合わせることなく自分のやりたいことに突き進んでいる人は、時にポンコツと言われることもあるでしょう。

集団での行動を重視する日本では、人と違う行動をする人を問題視する傾向があります。

軽い意味から深刻な意味まで、マイペースな人はポンコツと呼ばれる可能性が高いです。

仕事で周囲に迷惑をかけない程度であれば、マイぺースな行動を無理に改善する必要はありません。

だらしない部分がある人

だらしない部分がある人は、ポンコツと呼ばれやすいです。

生活全般、食生活、衛生面、さらに金銭面や異性関係など、だらしない部分があると生活能力に問題があると思われてしまいます。

生活面がだらしなく遅刻や欠席が多い、衛生面の管理ができておらず身だしなみが悪いなど、仕事に影響が出るものもあります。

社会人として働き続けるのであれば、自分がよければそれでいいという考えを見直す必要があるでしょう。

自分ができる範囲の改善策を考え、生活に取り入れていくことも大切です。

コミュニケーションが苦手な人

コミュニケーションが苦手な人は、ポンコツと言われることが多いです。

コミュニケーションがきちんと取れないと、業務に影響が出てしまいます。

また、人物像がうまく掴めず、プライベートでも何をしているかわからない人という印象を抱かれるでしょう。

周囲とこまめにコミュニケーションを取ることを意識すれば、関係構築面は改善しやすくなります。

無理をしてストレスを抱えてしまっては本末転倒なので、できる範囲で周囲とのやり取りを増やしていきましょう。

ポンコツをポジティブに言い換える方法

ポンコツは、悪い意味で捉えられる可能性が高い言葉です。

人によっては傷つけてしまうこともあるので、言葉選びは慎重におこないましょう。

ポンコツをポジティブに言い換えたいときは、以下の言葉を参考にしてみてください。

  • 天然
  • 癒し系
  • 可愛い
  • おバカ
  • へなちょこ
  • 抜けている

これらの言葉はポンコツよりもポジティブかつカジュアルな印象を与えられます。

目上の人や初対面の人には使わないことがおすすめですが、ある程度砕けた間柄であればこれらの言葉を選んでもいいでしょう。

ほめ言葉で「ポンコツ」と言われたときの捉え方

ポンコツは、ほめ言葉で使われることもあります。

ただし、言われた相手によっては嫌な気分になってしまうこともあるでしょう。

ほめ言葉でポンコツと言われたときの捉え方について、詳しく解説します。

素直に受け止める

ポンコツを魅力として考えている相手にほめ言葉としてポンコツと言われた場合は、素直に受け止めてしまってもいいでしょう。

自分にとってはいい印象がない言葉でも、相手にとってはほめ言葉である可能性もあります。

そこまで関係が深くない相手であれば、毎回指摘せずに受け流してしまうこともおすすめです。

なぜポンコツと言われたのか、その人はポンコツという言葉にどのような印象を持っているのかを考え、悪気がないのであればそのまま受け止めましょう。

関係性次第では伝える

信頼関係がすでに構築されており十分に仲がいい相手にポンコツと言われて傷ついた場合は、そのことを正直に伝えてみましょう。

仲がいい故に相手をいじってもいい、相手を笑いものにしてもいいと思ってしまう人もいます。

今後も関係を維持したいものの言葉遣いが気になるのであれば、気持ちを伝えてみることも大切です。

「その言い方は傷つくからやめてほしい」と言って、改善してくれる相手であれば今後もよりよい関係を築いていけるでしょう。

気にしすぎなくてもいい

ポンコツと言われて、いい意味か悪い意味かよくわからなかった場合は、気にしすぎる必要はありません。

自分のミスが原因であれば改善し、そうでない場合は相手の機嫌が悪かったのだと諦めてしまいましょう。

ただし、あまりにも何度もポンコツと言われて精神的に大きなストレスになっているケースもあるでしょう。

その場合は同僚や家族などに相談してみることもおすすめです。

職場で深刻なパワハラを受けている場合は、専門の機関に相談して適切な対処を取る方法もあります。

あえて落とす言葉を使う人もいる

人によっては、あえて落とす言葉を使うケースもあります。

ほめ言葉とポンコツという言葉を合わせて使うと、より親しみを感じられる、仲を深められることもあるためです。

例えば「イケメンだけどポンコツだよね」「仕事はできるのにプライベートではポンコツだよね」など、「〇〇だけどポンコツ」と指摘する人がいます。

このような場合は相手も真剣に言葉を選んでいるわけではないので、受け流してしまって問題ありません。

ポンコツと言われたからといって、真剣に考え込みすぎないようにしましょう。

弱点を魅力だと考えるようにする

ポンコツをほめ言葉として言われた場合は、自分の弱点も魅力だと考えるようにしましょう。

例えば、普段の仕事はしっかりできるものの時々周囲に頼らなければならない、服装などで私生活の抜けた部分が見られるといった人もいます。

完璧よりも少し隙がある人物のほうが、親しみやすく近づきやすい印象を持ってもらえるでしょう。

自分のなかでは大きなコンプレックスでも、人にとっては魅力になっている可能性もあります。

弱点を無理に改善しようと必死になるのではなく、ある程度受け入れたほうが、ストレスなく業務にあたることも可能です。

結果、自分が働きやすい方法を考えられるようになり、ミスなどを減らしていけるでしょう。

いい意味で「ポンコツ」と言うときの注意点

自分がいい意味でポンコツと言いたいときも、相手によっては悪い意味に捉えられてしまう可能性があります。

いい意味で相手にポンコツと言いたいときの注意点をチェックしてみましょう。

相手との信頼関係を重視する

ポンコツという言葉を選ぶときは、相手との信頼関係を重視しましょう。

信頼関係がきちんと構築されており、ポンコツと言っても相手が傷つかないことがわかっている場合には問題ありません。

ですが、きちんと信頼関係が構築されていないままポンコツという言葉を使うと、相手を傷つけてしまう可能性があります。

相手がコンプレックスに感じている部分や真剣に悩んでいる部分を、ポンコツの一言で笑って済ませないようにしましょう。

「親しき仲にも礼儀あり」を忘れない

ポンコツという言葉を選ぶ際は、「親しき仲にも礼儀あり」を意識しましょう。

どんなに仲がいい相手であっても、ポンコツと何度も言われたり、真剣な悩みをからかわれたりすると嫌な気分になってしまいます。

反対に、自分が相手に何度もポンコツと言われたらどう思うかを考えることも大切です。

これまでの信頼関係を崩さないため、そしてこれからもよりよい関係を築いていくためにも、言葉は慎重に選びましょう。

自虐のしすぎには注意

友人間で自分のことをポンコツと言う際には、自虐のしすぎに注意しましょう。

何度もしつこく自分をポンコツ呼ばわりしたり、深刻なミスも「私はポンコツだから」と開き直るような発言をするとひんしゅくを買ってしまいます。

また、自虐されると相手が反応に困るというケースもあるでしょう。

自分をポンコツと自負していて改善する姿勢があれば問題ありませんが、関係に甘えすぎないことも大切です。

つい習慣で自虐をしてしまう方は、まずはミスを減らして自分に自信をつけることも意識してみましょう。

自分のポンコツを改善するための方法は?

ポンコツはいい意味で使われることもありますが、他人からポンコツと言われて悔しい思いをした方も多いのではないでしょうか。

自分のポンコツな部分を改善するためには何ができるのかを解説します。

仕事ができる人、優秀な人を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ミスの原因を追及する

ミスの原因を追及し、ポンコツの改善に役立てましょう。

ポンコツと言われたときの状況を思い出し、自分が改善できるミスであれば正していくことが可能です。

確認を忘れていていた、スケジュール管理が甘かったなど、ミスをした原因を突き止め、どのような改善策があるかを考えてみましょう。

チェックリストを作る、目に見える場所にスケジュールを書いておくなどの対策ができます。

ただし、上司の機嫌が悪くて八つ当たりされたなどの場合は自分のせいではありません。

気にしすぎることなく、日々の業務を実直にこなしていきましょう。

同じミスをしないように気を付ける

ミスをしたことでポンコツと言われてしまった場合は、同じミスをしないように気をつけましょう。

一度ミスをしてしまっても、改善できればポンコツと言われる可能性を低くできます。

どんなに優秀な人であっても、ミスをしない人はいません。

いきなりミスをゼロにすることは難しくても、自分のなかでできることを一つずつこなしていく姿勢が大切です。

コミュニケーションの取り方を意識する

ポンコツと言われる人は、周囲と円滑にコミュニケーションが取れていない可能性があります。

同僚や上司など会社の人とのやり取りを増やして、業務を円滑に進められないか考えてみましょう。

コミュニケーションを取ることで仕事の相談や進捗確認などを気軽にできるようになります。

ですが、リモートワークや請負先派遣型などでなかなかコミュニケーションが取れない場合もあります。

チャットツールなどでやり取りする、月に一度ランチ会を開催するなど、やり取りの機会を増やすこともおすすめです。

単純なほめ言葉として受け取ってもいい

ポンコツはいい意味で使われるケースもあります。

天然な部分や抜けている部分を、場を和ませるためにポンコツという言葉を使って指摘する人もいるでしょう。

その場合

単純なほめ言葉として受け取っても問題ありません。

その場の空気が緊張したものではなく、ミス自体も大きな迷惑をかけないものであれば、相手も悪い意味で指摘したのではないことが考えられます。

反対に、指導を受けた場合や自分がいないところでポンコツと言われていた場合は、業務内容を振り返って改善する姿勢が求められます。

ポンコツはいい意味かも!状況によって受け止め方を変えよう

一般的に悪い意味で使われることが多いポンコツという言葉も、状況や相手によってはいい意味で用いられることもあります。

ポンコツと言われたからといって落ち込みすぎる必要はなく、状況や相手ごとに真意を考えてみましょう。

反対に、自分がポンコツという言葉を使うときは、自分が意図していなくても相手に不快感を与えている可能性もあります。

言葉選びを慎重におこない、良好な人間関係の構築を進めていきましょう。

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