ポンコツとは?いい意味で使われることはある?意味や類語を徹底調査

友達や職場の人から「ポンコツ」と言われた、メディアで「ポンコツ」と紹介されている人物像が自分に当てはまる気がする…などと考えたことはありませんか?

ポンコツは、出来損ないなどの意味で使われることもありますが、いい意味で使われるシーンもあります。

本記事では、そもそもポンコツとはどのような意味なのかを紹介します。

ポンコツと言われたのはどういう意味なのか、また、人を傷つけない類語などもチェックしてみましょう。

目次

ポンコツとはどんな意味で使われる?

ポンコツはどのような意味で使われるのかを考えてみましょう。

ポンコツは響きから可愛らしい雰囲気もありますが、本来の意味をふまえて使い方を考えてみてくださいね。

ポンコツの語源・由来は所説ある

ポンコツの語源、由来は所説あり、どれが正しいとは断定できません。

一つは、「げんこつで殴ったときの音」を由来とする説です。

壊れたものをたたいて直すときの音が「ポン」「コツン」と聞こえることから、故障したものや出来損ないとみなされる人とポンコツと呼ぶようになりました。

ほかにも、古くなった車をハンマーで解体するときの音からポンコツという言葉が生まれた説もあります。

故障したものを直すのではなく、使えないものを解体してしまうことを指します。

ポンコツの類語・言い換え

ポンコツの類語、言い換えを見てみましょう。

使えない、壊れているものに対しては、以下のような言葉を使います。

  • 欠陥品
  • ジャンク品
  • 廃品
  • スクラップ
  • ガラクタ

仕事ができない、抜けた部分が多い人に対しては、以下のように言い換えることも可能です。

  • うどの大木
  • でくの坊
  • 無能
  • へっぽこ

なかには相手を傷つけてしまう言葉もあります。

シーンや相手との関係性に合わせて、適切な言葉を選べるようにしておきましょう。

人に「ポンコツ」を使うときの意味を解説

ポンコツは、壊れているものを指すことが多いですが人に対して使うときもあります。

人にポンコツと言うのはどんなシーンなのかをチェックしてみましょう。

仕事ができない人に対して

ポンコツは仕事ができない人に対して使われることが多いです。

そもそもポンコツは、壊れたものを直すとき、使えないものを解体するときなどの音を表現しているといわれています。

そのため、仕事ができない人のことをポンコツと言うシーンは多数あります。

同じミスを何度も繰り返す、周囲に迷惑をかける行動をしていると、ポンコツと言われることが多くなるでしょう。

人によって仕事の向き不向きがあるので、あまりにも同じミスが続くようであれば仕事を変えることも考えてみましょう。

生活がだらしない人に対して

生活がだらしない人に対して、ポンコツという言葉を使うこともあります。

遅刻が多くて時間にルーズ、借金があってお金にルーズ、正式な交際をしておらず異性関係にルーズなどの面があると、ポンコツと言われる可能性が高くなります。

改善できない性格の部分をポンコツと指摘された場合は仕方ありませんが、改善できるのであれば直すことも考えてみましょう。

生活がだらしない部分が目立つと、信頼関係にもヒビが入ってしまいます。

これまでの交友関係や新しい人間関係の構築に影響が出る可能性もあるので、気になる点は早めの改善を検討してくださいね。

身だしなみが整っていない人に対して

身だしなみが整っていない人にポンコツという言葉を使うこともあります。

外見は内面の一番外側という言葉があるように、身だしなみはその人の生活やコミュニケーション能力を示すことも多いです。

とくにビジネスシーンでは、相手を不快にさせない程度に身だしなみを整えることは大切です。

取引先との打ち合わせがあるのにシャツやスーツを着てこない、接客業なのに体臭やフケなどのケアをしないなどのままでいると、人間性に問題があるとみなされてしまいます。

外見を必要以上に気にしすぎる必要はありませんが、人として最低限の身だしなみは整えるようにしましょう。

親しみを持って使うケース

親しみを込めてポンコツという言葉を使うケースもあります。

仲のいい相手のことをよく理解していることを示すため、その場の空気を和ませるために使うケースです。

この場合はいい意味で使われている可能性が高いです。

笑って許される程度のミス、関係性であれば、ポンコツと言われても気にしすぎる必要はありません。

「ポンコツ」の可愛らしい響きもあいまって、その場を和ませることもできるでしょう。

自虐で使うシーンもある

ポンコツという言葉を自虐で使うシーンもあります。

仕事ができない、人にとっては当たり前のことができないことを少し砕けて紹介するときに、自分をポンコツと表現したことがある方も多いのではないでしょうか。

自虐で使う場合でも、周囲が柔らかい雰囲気、カジュアルな雰囲気であれば自分のことをポンコツといっても和ませることが可能です。

ただし、仕事や目上の人が多い場面など、かしこまる必要がある場合は使わないようにしましょう。

ポンコツはほめ言葉?いい意味で使われるシーン

ポンコツはほめ言葉として、いい意味で使われることもあります。

どんなシーンで言われるといい意味ととらえられるのかをチェックしてみましょう。

天然な部分を指す

その人の天然な部分を指して、ポンコツと言うことがあります。

普段はしっかりしているのにときどき抜けた発言をする、忘れ物をするなどのとき、ポンコツと言われることがあるでしょう。

この場合は性格面を指していることが多く、また悪意もないケースがほとんどです。

「天然」と言われることが多い、ふとしたときにちょっとしたミスをしてしまう方は、周囲からちょっと抜けている人という印象を持たれているかもしれません。

可愛いと思ったときに使う

ミスが可愛らしい内容だったときに、ポンコツという言葉を使うことがあります。

この場合は周囲に迷惑をかけないミス、すぐに修正できるミスなどに対して使うことが多いです。

また、家族、友人、恋人などのちょっとしたミスと、可愛いと思って使うこともあるでしょう。

この場合もいい意味で使われるので、気にしすぎることなく自然体でふるまうことがおすすめです。

親しみを込めて使う

信頼関係が構築されている相手にポンコツと言われたときは、親しみを込めて使われている可能性が高いです。

普段はしっかりしていても、その相手の前ではマイペースに、自然体に振る舞っていると、その部分をポンコツと指すこともあるでしょう。

相手も嫌な気持ちになっているわけではないので、ポンコツと言われても気にしすぎる必要はありません。

ただし、どうしてもポンコツといわれるのが嫌な場合は、正直に言ってみてもいいでしょう。

人をいじるときに使う

相手をいじる目的でポンコツという言葉を使うこともあります。

ちょっとしたミスをしても場を和ませるためにあえてポンコツという言葉を使い、周囲の雰囲気をやわらげてくれる人もいます。

そのような場合はミスは反省しつつ、空気が悪くならなかったことに感謝することも大切です。

だたし、悪意があって人をいじっている人もいます。

その場の雰囲気から読み取り、悪い意味で使われた場合は気にしすぎないようにしましょう。

ポンコツを悪い意味で言われたときの受け止め方

ポンコツにはいい意味もありますが、人によっては悪い意味で使うこともあります。

明らかに悪い意味でポンコツといわれたときには、どのように受け止めればいいのかを考えてみましょう。

信頼関係がある人には正直に伝える

友人間でもいじる目的でポンコツという言葉を使うことはあります。

ですが、自分が気にしている部分を指摘されると友人であってもいい気持ちにはなりませんよね。

信頼関係をきちんと構築できている相手に言われたときは、正直に「その言い方はやめてほしい」と伝えてみましょう。

相手も悪気なく言っている可能性があるので、きちんと伝えることで理解してもらえるでしょう。

悪意のある「ポンコツ」は気にしない

信頼関係が築けていない相手からの悪意のある「ポンコツ」は、気にしすぎる必要はありません。

ただその場で笑いを取るために言った、相手が傷つくところを見たかったなどの思いがある可能性もあります。

そのような相手からポンコツと言われても改善のしようがなく、落ち込むだけ損をしてしまいます。

あまりにもしつこい場合はその相手との交流を避けるようにして、嫌な思いを抱え込みすぎないようにしましょう。

自分で「ポンコツ」だと開き直る

自分がポンコツな部分を認めて、開き直ってしまうこともおすすめです。

周囲に迷惑をかけるポンコツは改善したほうがいいですが、どうしても改善できない、苦手なことは誰にでもあります。

その部分を受け入れて、別の部分で努力してカバーすることも考えてみましょう。

得意なことがあれば、「あの人にこの部分を任せて、別の部分は私がサポートしてあげよう」と頼れる存在を目指すことが可能です。

自分のポンコツな部分を改善したいときはどうする?

ポンコツにはいい意味もあり、愛情を持って使われることもあります。

ですが、相手との関係性によっては悪い部分を指摘するために使うこともあるでしょう。

ポンコツな部分を改善するためにはどうすればいいのか、対策方法も紹介します。

どの部分が「ポンコツ」なのか明確にする

まずは、自分のどの部分がポンコツと言われたのかを明確にしましょう。

人には得意なこと、不得意なことがあります。

ほかの人ができることでも、自分にとっては苦手なこともあるでしょう。

なぜポンコツと言われてしまったのか、その理由を明確にすることで、改善策も考えやすくなります。

例えば、書類の提出が遅い、スケジュール管理ができていない、周囲とのコミュニケーションがうまくできていないなどがあります。

人それぞれに苦手なことは違うので、まずは改善すべき点を明確にすることから始めましょう。

改善できる点なのかを考える

ポンコツと指摘された部分が、自分で改善できるのかを考えてみましょう。

単純なミスを減らす、周囲とのコミュニケーションを取るなどであれば、すぐに改善に向けて対策を考えていくことが可能です。

一方で、そもそもの性格面を指摘された、相手との相性の問題、職場の環境の問題など、自分一人では改善できない部分を指摘されるケースもあります。

その場合は自分を責めすぎることなく、相手からの発言を受け流すことも大切です。

小さい目標からクリアしていく

ポンコツと言われた部分が改善できる内容であれば、改善に向けて目標を立てましょう。

小さい目標を設定し、クリアしていくことで、ポンコツと言われた部分を改善していけます。

単純なミスが多いのであれば「次は同じミスをしない」「見直しを3回する」などがあります。

最初から「ミスをゼロにする」という目標を立てるとミスしてしまったときに落ち込んでしまうので、無理のない範囲からがんばってみてくださいね。

同じ悩みを持つ人の話を聞く

同じ悩みを持つ人の話を聞くことも有効です。

周囲に同じようにポンコツで悩んでいる人がいれば、自分の現状を相談してみましょう。

また、ネットで自分の特徴を調べて、改善した方法を取り入れてみることもおすすめです。

実際にポンコツを乗り越えた人の話には説得力があり、自分でもできる!と思えることでしょう。

直接の改善にはつながらなくても、「自分と同じように悩んでいる人がいる」と思うだけでも、気持ちが軽くなりますよ。

魅力に変えていくことも検討する

自分のポンコツな部分を魅力に変えていくこともできます。

ポンコツは先述のとおり、悪い意味だけでなくいい意味で使われることもあります。

「自分はポンコツでダメな人間」と落ち込むのではなく、受け入れて魅力に変えていきましょう。

周囲に迷惑をかけるミスを減らし、プライベートで天然な部分を出せば、ギャップを可愛いと思ってもらうことが可能です。

気にしすぎるとかえってさらに悪目立ちしてしまう可能性があるので、自分の欠点も受け入れて、自然体で過ごしてみてくださいね。

ポンコツはいい意味もある!気にしすぎる必要はない

ポンコツの語源や由来、類語、さらにいい意味での使い方などを紹介しました。

ポンコツには出来損ない、使えないなどのニュアンスがありますが、親しみを込めて使われるシーンもあります。

「ポンコツ」といわれたからといって落ち込みすぎる必要はなく、いわれた相手との関係性によって意味を考えてみましょう。

自分のポンコツを改善したい方は、できることからコツコツ修正していくことがおすすめです。

ポンコツな部分も含めて自分のことを愛せるように、日々の行動を見直してみてくださいね。

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