自分が「頭いいけどポンコツな人」に当てはまるのではないか、影で頭いいけどポンコツだよねといわれているのではないかと、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
高学歴で仕事もできるはずなのに、どこか抜けている…という、頭いいけどポンコツな人とは、どのような人が当てはまるのかを解説します。
頭がいいはずなのに仕事でから回ってしまう、自分に合わない仕事で苦しんでいる方向けに、考え方を変えるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
頭いいけどポンコツな人の特徴
頭いいけどポンコツな人といわれるのは、どのような人なのか、その特徴を解説します。
自分に当てはまる部分がないか、チェックしてみてくださいね。
マイペースで仕事が遅い
マイペースで周囲に合わせず仕事が遅い人は、ポンコツな印象を与えてしまいます。
仕事が丁寧だったり、自分なりにこだわって仕事をしたりすることは大切ですが、業務のなかにはチームでの連携が大切なものもあります。
一人の作業が遅れると別の人が業務にあたれない、納期ギリギリになってしまうなどの場合、仕事がきちんとできていてもポンコツだと思われてしまうことがあるでしょう。
自分の軸を持ちマイペースに行動できることはその人個人の魅力ではありますが、仕事面では弊害になることもあります。
周囲とのコミュニケーションが取れない
周囲とのコミュニケーションに問題があると、ポンコツだと思われてしまいやすいです。
得意な業務は誰にも負けなくても、周囲と円滑にコミュニケーションが取れない、上司や取引先に必要な連絡ができないとなると、仕事ができない印象を与えてしまうこともあります。
どんなに専門的な分野の業務であっても、一緒に働く人とのコミュニケーションは大切です。
業務を円滑に進めるには、進捗を確認するほか、日頃からコミュニケーションを取って社内の雰囲気をよくすることも求められます。
自分の考え方にとらわれすぎる
自分の考え方にとらわれすぎている人は、頭がいいのにポンコツと思われてしまう可能性が高いです。
自分流のやり方にこだわることはときに大切ですが、そのせいで周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。
とくに転職したてのころは周囲の仕事の進め方がわからず、独りよがりになってしまうこともあるでしょう。
時には柔軟な思考で、周囲のやり方に合わせることも大切です。
できることとできないことの差が激しい
業務において、できることとできないことの差が激しい方は、頭いいけどポンコツという印象を与えてしまいやすいです。
専門的な分野においてはずば抜けたスキルを発揮するものの、事務処理能力やコミュニケーション能力などが不足していると、仕事ができても一緒に仕事をしにくいと思われることがあるでしょう。
自分の得意なことをより専門的に極められる仕事を探す、苦手なスキルを伸ばすなどの方法がありますが、それらの努力が見られないと悪い印象を与えてしまうこともあるでしょう。
行動に計画性や一貫性がない
行動に計画性や一貫性がない人は、頭いいけどポンコツという印象を与えやすいです。
業務を円滑に進めるうえで、一つひとつの行程を把握して優先順位をつけ、計画的に行動していくことは大切です。
手あたり次第に作業をしていると、ほかの人の業務に影響をきたすこともあります。
また、毎回仕事のやり方が違う、言っていることが違うなど、一貫性がない人も不信感を抱かれやすいです。
とくに管理職など、立場が上がるにつれて信頼できる人材かどうかは重視されていため、一貫性がない人は昇進にも影響が出る恐れがあります。
頭がいいのにポンコツと思われてしまうのはなぜ?
頭がいいのにポンコツと思われてしまうのはなぜなのか、原因を考えてみましょう。
自分に思い当たる節はないか、ほかの人からいわれたことがないか、チェックしてみてください。
プライドが高すぎる
プライドが高すぎると、周囲の意見を素直に聞きにくくなり、ポンコツな印象を与えることがあります。
自分の仕事やスキルに自信を持つことは大切ですが、こだわりすぎるあまりプライドが高くなっていないか考えてみましょう。
年齢や立場に関係なく、参考にできることは取り入れる、アドバイスを聞き入れてみるなどの柔軟な思考も大切です。
仕事や環境が自分に合っていない
仕事や環境が自分に合っていないために、ポンコツだと思われている可能性もあります。
例えばプログラミングが得意な人が営業や経理などの仕事を任されると、実力をうまく発揮できません。
楽しみながらチームワークを尊重して仕事をしたい人が多い職場で、一人でもくもくと作業をしたい人も周囲になじみにくいでしょう。
このような場合、自分に合った業務内容、職場に転職することでポンコツと思われにくくすることが可能です。
周囲からの期待値が高すぎる
周囲からの期待値が高すぎるあまりに、少しできなかっただけでポンコツと思われていることもあるでしょう。
高学歴で専門的な資格を持っている、前職で素晴らしい実績があるなど、最初の期待値が高すぎると、少しのミスだけでも頭いいけどポンコツだなと思われてしまうかもしれません。
周囲と協力していくことで徐々にこのようなギャップを埋めていくことはできるので、地道に今できる仕事をこなしていきましょう。
頭がいいのにポンコツでも落ち込まない考え方
「頭いいけどポンコツ」と思われているのではないか不安、実際にそういわれてしまったなどで落ち込んでいる方のために、おすすめの考え方を紹介します。
考え方を変えるだけでも、気持ちが楽になるでしょう。
物事に優先順位をつける
物事に優先順位をつけることで、業務を円滑に進めやすくなります。
タスク管理や進捗状況の報告が苦手な方は、一日の始めに何からすべきかを整理しましょう。
事前にすべきことを整理すれば、その日一日をスムーズに過ごせます。
周囲とも連携が取りやすくなり、コミュニケーション能力の点からポンコツと思われる可能性を下げられます。
自分に合う仕事や環境を見つける
転職を考えているなら、自分に合う仕事や職場をしっかり見極めることが大切です。
今の職場でポンコツといわれて逃げたいからといった理由でやみくもに転職してしまうと、同じような失敗を繰り返す必要があります。
自分の得意な業務に集中できる、自分と同じような働き方を好む人が集まっているなど、自分に合う転職先を探してみましょう。
自分で見つけるのが大変な方は、転職エージェントからのヒアリングを受けて最適な職場を探すこともおすすめです。
周囲に頼ることも大切
わからないことや困ったことは、周囲に相談したり頼んだり、頼ることも大切です。
プライドが高い人は、一人でなんでも済ませてしまおうと思ってしまいがちです。
ですが、それだとコミュニケーション能力に問題があると思われたり、ミスしたときに相談しなかったことを叱責されたりする可能性があります。
相談すれば問題をスムーズに解決できるだけでなく、コミュニケーションの機会も増えて周囲との人間関係を構築しやすくなるでしょう。
「頭がいいけどポンコツ」と笑われないためにできること
頭いいけどポンコツと思われていないか不安、実際に言われたという方は、自分がなぜそう思われているのかを把握し、それに合わせた改善方法を取り入れてみましょう。
自分で改善しても限界を感じる場合は、より自分に合う場所に活動の拠点を移すこともおすすめです。
他人からの評価で必要以上に落ち込みすぎることがないよう、今回紹介した考え方も参考にしてみてくださいね。