ポンコツな人間ってどんな意味?ポンコツな人の特徴も合わせて解説

仕事ができない、人付き合いがうまくできないなどの理由で、自分はなんてポンコツな人間なんだろうと落ち込んでしまう方は多いですよね。

そもそもポンコツとはどのような意味なのか、どのような人のことを指すのかを解説します。

ポンコツな人の特徴や、自分を好きになる対処法なども紹介するので、自分に自信がない方はぜひ参考にしてみてください。

目次

ポンコツの意味とは?

ポンコツとは、物事がきちんと機能していない状態、または性能が低い状態を指す言葉です。

機械が故障したときなどに使われますが、ときに人の性質を指すこともあります。

人にたいして使われるときは、その人のスキル不足や性格的な問題を指摘するケースが多いです。

ポンコツの語源にはさまざまな説があります。

ひとつは「げんこつ」から来たという説です。機械が壊れているときにげんこつで叩く様と、そのときの音を合わせてポンコツというようになったと言われています。

さらに、阿川弘之の小説「ポンコツ」で、登場人物が「ぽん、こつん。」とハンマーで自動車を叩いている描写から広まったという説もあります。

いずれにしても、きちんと機能していないものやスキルが不足している人を指す際に厳しく指摘するのではなく、愛着を持って使われることが多いです。

ポンコツな人間の11の特徴

ポンコツな人間とはどのような状態なのか、その特徴をチェックしていきましょう。

ポンコツに明確な定義はなく、性格面や生活面、さらに仕事面においてポンコツと揶揄されるケースは多々あります。

自分がポンコツな人間かもしれないと感じている方は、以下に当てはまる部分がないか考えてみてください。

マイペースで周囲に合わせない

マイペースで周囲に合わせようとしない人は、ポンコツと呼ばれることが多いです。

複数人で行動していてもいつのまにか違うところにいっている、自分が興味のある事柄にしか反応しないなどが続くと、ポンコツと思われるでしょう。

マイペースで自分軸を持っていることは素晴らしいですg、仕事面などで悪影響を及ぼすこともあります。

チームでの連携が必要な仕事で進捗が遅れると、ほかの人にも迷惑がかかるでしょう。

また、自分の仕事のやり方を貫きすぎて非効率になっている、新しい技術を取り入れないなどが続くと、扱いづらい人と思われる可能性もあります。

同じミスを何度も繰り返す

同じミスを何度も繰り返す人は、ポンコツと呼ばれやすいです。

何度も指摘したのに直らない、改善される様子がない、さらにきちんと理解できているかわからない状態が続くと、指摘した人や一緒に作業をする人にとってストレスになってしまいます。

とくに仕事面においては、同じミスを何度も繰り返すことで自分自身を責めてしまう人も多いでしょう。

言われたことを忘れないようにメモをとる、何度もしっかり確認するなどの対処法がありますが、ポンコツな人はそれでもミスを繰り返してしまうことも多いです。

お金や時間を無駄に使う

お金や時間の使い方に無駄が多いと、ポンコツな印象を与えてしまいます。

無計画に外食やぜいたくを楽しんで毎月月末には金欠になっている、遊ぶ約束に毎回遅れてくるなどが続くと、自立できていない、きちんと生きていく生活能力がないと思われてしまいます。

また、仕事面においても時間にルーズだと周囲からの信頼を失ってしまいます。

取引先から企業の印象自体が悪くなってしまうこともあり、ときには損失につながります。

向上心がなくなまけがち

向上心がなくすきをみてなまけようとする人も、ポンコツだと思われやすいです。

仕事でどんなふうにキャリアアップしたいか、プライベートをどのように充実させたいかがはっきりしていないと、ただなんとなく生きている人と思われてしまいます。

反対に向上心がある人は常に何事においても努力しており、アクティブで妥協をしない性格をしています。

仕事面においても生活面においても、なにも努力しない人といつもなにかに向けてがんばっている人とでは、どちらのほうが魅力的かは一目瞭然ですね。

自分で考えて動こうとしない

自分で考えて動こうとしない人は、周囲からポンコツと思われている可能性があります。

自発的に動く姿勢が見られないと、努力していない、協力する気がないと思われやすいでしょう。

チームワークやお互いにサポートしあう姿勢が大切な仕事においては、一緒に働く人をイライラさせる可能性もあります。

生活面においても、いつも相手任せにしていては相手が疲れてしまいます。

「もうこの人を誘うのはやめよう」と思われ、人間関係が続かなくなる可能性もあります。

感情で物事を判断する

物事を自分の感情だけで判断しようとする人も、ポンコツだと思われやすいです。

ひとつの物事にたいしても捉え方は人それぞれですが、自分の感情だけで話を進めようとする人とは会話が成立しない、スムーズにやりとりができないことが多いからです。

すでに成人している、ある程度の社会人経験があるなどの場合でも、自分の感情でしか物事を判断できないと、大人げない印象を与えるでしょう。

また、感情に左右される人はその時々の気分で発言や態度が変わることも多いです。

周囲はそれに合わせるしかなく、疲弊してしまう可能性もあります。

見た目や性格がだらしない

見た目や性格がだらしないため、ポンコツだと思われるケースもあります。

最低限の身だしなみは、相手を不快にさせないためのマナーです。これができていないと非常識な人という印象を与えてしまうでしょう。

また、性格がだらしなく、異性関係に問題がある、普通の約束も守れないなどがかいま見えると今後の付き合いを考え直されるケースもあります。

性格面のどの部分をだらしないと感じるかは人それぞれですが、きちんとした人付き合いができているかを今一度振り返ってみましょう。

スケジュールを管理できない

スケジュールを管理できない人もポンコツな人間の特徴です。

今なにをすべきか、どれくらいの期間で終わらせるべきかを冷静に判断して作業を進められないと、仕事面にも大きな悪影響を及ぼします。

スケジュール管理は社会人として最低限身に付けたいスキルですが、一定年数働いていてもいまだにタスクを管理しきれていないと仕事ができないポンコツな人と思われてしまいます。

プライベートにおいても、ダブルブッキングしてしまう、約束を忘れる、時間を守らないなどが続いている人は要注意です。

マルチタスクに対応できない

マルチタスクに対応できない人も、ポンコツと呼ばれることがあります。

仕事や作業を進めるにあたり、同時進行で複数のことを処理しなければならない場面はたくさんあります。

ですが、ひとつのことに集中しすぎて別の作業がおろそかになる、優先順位をつけられずに全体の作業が遅くなるなどの人もいるでしょう。

仕事面だけでなく、生活面でも料理や家事を同時に進行できず必要以上に時間がかかってしまう、頼まれた買い物をすぐに忘れてしまうなどのケースもあります。

いつも残業している

いつも残業をしている人は、周囲からポンコツと思われているかもしれません。

ポンコツな人はスケジュール管理やマルチタスクの進行が苦手なため、仕事に必要以上に時間がかかってしまいます。

同じ業務をしているほかの人はもっと効率的に作業をしているのに自分はやたらと時間がかかってしまうという場合は、なにがいけないのかを考える必要があります。

ですが、ポンコツな人は向上心がないケースも多く、現状を改善しようとせずだらだらと仕事を続けてしまう人もいます。

自分のことは棚に上げる

ポンコツと呼ばれる人のなかには、自分のことを棚に上げて他人を叱責してばかりの人もいます。

自分も同じミスをしたのに後輩にはキツくあたる、常識的に考えて普通ならやらないようなマナー違反をするのに他人の身だしなみには厳しいなどが続くと、周囲からの信頼を失ってしまうでしょう。

いざ指摘されたとしても、自分は悪くない、しかたがないなど言い訳ばかりしていると、さらに印象が悪くなります。

自分の発言を振り返り、人望を失うようなことをいっていなかったか考えてみましょう。

自分がポンコツな人間だと思う人の改善策

自分がポンコツな人間だと思っている人におすすめしたい改善策を紹介します。

ポンコツであっても、自分なりに楽しく生きていて他人に迷惑をかけないのであれば問題ありません。

ですが、自分がポンコツなことに落ち込んでしまう、自分のことが嫌いになってしまうという方は、できることから始めてみましょう。

客観的に物事を考える

まずは客観的に物事をとらえることを意識してみてください。

ポンコツと呼ばれる人は自分の感情だけで物事を判断する人が多く、会話が成り立たない、付き合いづらいと思われるケースもあります。

なにか発言をする前に、自分が思っていることと客観的な事実がどう違っているのかを確認するくせをつけましょう。

自分の考え方を変えることは難しくても、客観的な視点を持てばスムーズな会話のやりとりができます。

他人と必要以上に衝突する心配もなく、お互いにストレスのないやりとりができるでしょう。

ネガティブな思考をやめる

ネガティブな思考をやめることで、何事も前向きに、ポジティブにとられられるようになり、ポンコツを改善していくことが可能です。

自分のポンコツを自覚するたびに「自分はなにをやっても無駄だ」「努力しても変わらない」とネガティブな考えに陥ってしまう方は多いです。

ですが、そのままでは自分を変えることはできません。

つい後ろ向きな発言をしてしまうときは、ポジティブに考え直すことができないかチャレンジしてみましょう。

ミスをしたら「次間違えなければ大丈夫」、身だしなみを指摘されたら「おしゃれな服を買いにいこう」など、考え方ひとつで自分の行動を変えていくことが可能です。

日々のタスクを把握する

スケジュール管理やマルチタスクが苦手な人は、日々のタスクを把握することから始めましょう。

朝一番に今日しなければならないことを理解しておけば、その日をスムーズにこなすことが可能です。

仕事で膨大なタスクがあっても、締め切りや進捗状況を確認して進めていけば効率的に作業をすすめられます。

料理や家事などをする際も、「料理を煮ているあいだに洗濯物を干そう」「今日は床掃除をしたから明日は水回りの掃除をしよう」など、物事を整理することで無駄に悩む時間もなくなり、より効率的に動くことが可能になります。

清潔感のある身だしなみにする

清潔感のある身だしなみを意識することで、周囲に与える印象を変えられます。

ポンコツな人は、身だしなみが整っていないことも多く見た目から悪い印象を抱かれることもあります。

髪型を整えて毎朝きちんとセットする、シャツのしわや汚れはきちんととる、季節に合うアイテムを取り入れるなどの努力次第で、見た目は大きく変えられます。

おしゃれに関心がなくても、ビジネスシーンにおいてはTPOをわきまえた装いをすることがマストです。

接客業や営業など、自社以外の人と関わることが多い人はとくに注意しましょう。

収支を見直し無駄を減らす

ポンコツな人は、お金の使い方がだらしないケースも多いです。

毎月残高がカツカツになってしまう、貯金がまったくできないという方は、収支を見直すことも意識しましょう。

とくに家賃、スマホ代、ジムや習い事の月謝など、毎月決まった金額を支払うことになる固定費の見直しは重要です。

収入にたいして固定費が多すぎる場合はすぐに見直しましょう。

固定費は一度見直せばその後無理に節約を意識する必要がなくなります。

浮いたお金を趣味に使ったり、貯金に回したり、自分の人生に役立てられるように使ってくださいね。

仕事で通用するスキルを身に着ける

仕事で自分のポンコツさに落ち込むことが多いなら、仕事で通用するスキルを身に付けましょう。

パソコンの使い方などの基本的な部分から、業務に役立つ専門的な資格の取得まで、さまざまな勉強があります。

ポンコツな人は向上心がなく努力しない傾向にありますが、プライベートな時間を勉強に費やすことでより充実した時間を過ごしやすくなります。

資格を取得することで資格手当てがついたり、自分が本来やりたかった仕事に転職できたりといった将来も考えられるでしょう。

自分に向いている仕事や生き方を考える

自分に向いている仕事や生き方を考えることで、生きやすくなる可能性は十分にあります。

自分がポンコツだと落ち込んでしまうのは、置かれている環境に問題があるのかもしれません。

例えば、一人でもくもくと作業をするのが好きなのにチームで密な協力が必要な仕事をしていると、自分の本来の能力を発揮できずにポンコツ扱いされてしまいます。

また、フルタイムで残業もするような仕事が向いていない人もいます。

世間の常識にとらわれず、必要最低限のお金を稼いであとの時間はのんびり過ごすといった生き方を検討してみることもおすすめです。

周囲からのアドバイスを取り入れる

周囲からのアドバイスや指摘を素直に聞き入れることも意識してみましょう。

ポンコツと呼ばれる人は、プライドが高くほかの人の意見を聞かない、自己流のやり方を周囲に押し付けるなどの理由から嫌煙されてしまうことがあります。

周囲からのアドバイスを聞き入れることで、自分の行動を改善できるだけでなく周囲からの印象もよくなるでしょう。

誰かに言われたことをただ実行するのではなく、そのアドバイスが適切なものかよく考えることも大切です。

客観的に、そのアドバイスを取り入れることでどんないい変化があるかを考えてみましょう。

ポンコツな人は可愛い?男女別の印象の違い

自分がポンコツだと落ち込んだり、ポンコツを改善したいと思っていたりする人は多いですが、ポンコツはときに大きな魅力になります。

可愛いと思われて人付き合いや恋愛関係が円滑に進むこともあるでしょう。

ポンコツな人が可愛いと思われるのはどんなときかを紹介します。

女性は守ってあげたくなる点が魅力

ポンコツな女性がモテるのは、守ってあげたくなるからです。

とくに普段仕事や生活でしっかりしている女性のポンコツな面を見ると、自分がこの人の支えになってあげたいと感じるでしょう。

いつもは仕事の指示を出したり資料も完璧に作成するのに、可愛い文房具を使っている、休憩時間に昼寝しているなどの少し抜けた面を見ると、その人らしさが伝わって愛しいと感じることがあります。

男性は時折見せる隙が魅力

ポンコツな男性がモテるのは、時折見せる隙にときめくからです。

普段周囲を引っ張っている人やものおじせず発言するような人が、家族やペットに甘かったり会議室の番号を間違えたりすると、「こんな人でも気が緩むこともあるんだな」とギャップにときめく女性は多いです。

あまりにもミスが続くと仕事ができない人と思われてしまいますが、普段はきちんとしている人がふいに見せる隙は大きな魅力につながります。

周囲のポンコツな人との上手な付き合い方

自分ではなく、周囲にポンコツな人間の特徴に当てはまる人がいて付き合い方に困っている人も多いでしょう。

会社の上司や同僚、恋人、友人や家族がポンコツで困っている方のために、上手な付き合い方を紹介します。

必要以上に疲弊せず、ストレスのたまらない付き合い方を考えてみましょう。

会社の人がポンコツならコミュニケーションを取る

会社の上司、同僚、部下などがポンコツで仕事に支障が出ている場合は、今まで以上にコミュニケーションをしっかり取るようにしましょう。

コミュニケーションがおろそかになると、意思の疎通や進捗状況の確認などがままならなくなってしまいます。

人付き合いが苦手なポンコツな人は自分からコミュニケーションを取ろうとしない人が多いので、周囲が積極的にかかわっていく必要があります。

また、何度も同じミスを繰り返す人がいるなら、マニュアルを作成する、根気強く説明するなどの努力も必要です。

自分の業務の負担にならない程度に、そしてストレスにならない程度に丁寧に接してみましょう。

恋人がポンコツなら相手の気持ちを考えてみる

恋人のことは好きだけどポンコツなのが気になる…という場合は、相手の気持ちを考えてみてもいいでしょう。

いつもズレた方向のサプライズをしてくる、カッコつけようとして失敗しているなどの場合は、「恋人にいいところを見せようとがんばっているんだ」と思うことでポンコツな部分も愛しく思えるでしょう。

ですが、異性関係がだらしない、平気で人を傷つけるようなことを言う、マイペースすぎて放置されるという場合は、我慢せずに自分の意見を伝えることも大切です。

改善されないようなら好きな気持ちも薄れてしまい、関係が続かなくなってしまうでしょう。

友人がポンコツなら付き合い方を変える

友人がポンコツな場合は、今後の付き合い方を考えてみることがおすすめです。

平気で約束をドタキャンする、秘密をほかの人に漏らすなど、だらしない部分が気になり始めると信頼関係も構築できなくなってしまいます。

学生のように四六時中一緒にいなければならない環境であれば別ですが、かかわらない選択ができるのであればいったん離れてみることもおすすめです。

何度指摘しても改善されない、自分の優先順位が低いと感じる場合は、無理に付き合い続ける必要はありません。

家族がポンコツなら距離をおいてみる

家族がポンコツで困っているなら、少し距離をおいてみましょう。

少し距離をおいてみるだけで、冷静に対応できたりあらためて家族の大切さを再認識できたりする可能性もあります。

恋人や友人と違って、一般的に家族は長く付き合い続けなければなりません。

ポンコツな面に振り回されているけど簡単に関係を断ち切ることはできないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ですが、相手が家族だからといって必要以上に密にかかわり続ける必要はありません。

とくに自分や相手も成人しているのであれば、一人の大人として対応することも大切です。

距離が近いゆえになかなか注意できないという人は、連絡を取る頻度や一緒に過ごす時間を減らすなど、いったん相手から離れることも取り入れてみましょう。

自分のポンコツさに落ち込む必要はない!

ポンコツな人間とはどのような意味なのか、ポンコツな人にはどんな特徴があるのかを紹介しました。

自分をポンコツだと責めてしまう、周囲にポンコツと言われて落ち込んでいる人も多いでしょう。

ですが、人にはそれぞれの良さがあり、欠点を改善し続けることでより優れた人間を目指すことが可能です。

落ち込んでばかりの方は、まずはなにが問題なのかを洗いだし、ひとつひとつ改善していく工夫も取り入れてみてください。

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