ゆとり世代はポンコツと言われるのはなぜ?10の理由と考え方

現在20~30代後半のゆとり世代は、義務教育の方針が以前までとは大きく違うため考え方や価値観が40代以降の人と合わないことが多いです。

ゆとり世代をポンコツとひとくくりにしてしまうのは簡単ですが、なぜそう思うのかの理由を考えてみましょう。

ゆとり世代への考え方についても解説するので、自分ができることから取り入れてみましょう。

目次

ゆとり世代がポンコツと言われる10の理由

ゆとり世代がなぜポンコツと言われるのか、理由を10種類紹介します。

会社などのつながりでゆとり世代と接することが多い方は、相手が以下に当てはまる点がないか確認してみてください。

向上心がない

ゆとり世代には、向上心がない人が多いです。

ありのままの自分でいい、のびのびと過ごせばいいという環境で育ってきたゆとり世代は、ほかの人と競争しなければならないという意識が低いです。

勝ち上がっていきたい、もっと成長したいという気持ちが弱く、仕事面でも上昇志向がない、キャリアアップを望んでいないと思われることが多いです。

責任感がない

責任感がないのも、ゆとり世代に多く見られる傾向です。

みんな平等に、同じように生活することをよしとするゆとり教育では、みんなのために自分一人ががんばる、責任のある立場から指示を出すといった経験ができず、社会に出ても責任感がないことが多いです。

仕事ではマネジメント職につきたがらない、恋愛面では結婚したくないなど、責任感のなさを感じる言動が気になることが多いでしょう。

積極性がない

ゆとり教育を受けた世代は、積極的に学ぶ、取り組む姿勢が弱い傾向にあります。

周囲がサポートしてくれる、ありのままでいられる環境で育つと、自分から行動を起こす力を養いにくくなってしまいます。

仕事面でも、自分から質問をしない、新しい仕事に取り組まない、仕事に関連する勉強をしないなどの面が目立つこともあります。

集団行動ができない

集団行動が苦手なのも、ゆとり世代の特徴です。

ゆとり教育では一人ひとりがのびのびと過ごせるようなカリキュラムが用意されており、自分のペースで動く、周囲の意見を気にせず自分がしたいことをする大人に成長する傾向があります。

とくにチームワークを重視する仕事において、集団行動が苦手だと連携が取れず、もどかしい思いをすることもあるでしょう。

時間や約束にルーズ

時間や約束にルーズなゆとり世代もいます。

ただし、どの世代であっても時間をきちんと守らない人はいます。

ゆとり世代は日々の言動から目上の人から信頼されにくい傾向があり、少しの遅刻でもイライラされてしまうことがあります。

自分のせいではないと、電車などのせいにして言い訳をしているゆとり世代を見ると、ついイライラしてしまう、「これだからゆとり世代は」と思ってしまう方も多いでしょう。

すぐに会社を辞める

ゆとり世代はすぐに会社を辞める傾向にあるといわれることが多いです。

向上心がなく、嫌なことがあるとすぐに「自分にこの仕事は向いていない」と諦めてしまうため、転職を繰り返す人も多いです。

その一方で、褒めて伸ばす教育を受けている人なら、自分の得意な業務や職場環境に恵まれれば、自分の力を最大限に発揮できるでしょう。

早退や欠勤が多い

早退や欠勤が多いと、ゆとり世代はポンコツだと言われてしまいます。

ゆとり教育では無理をしないことが大切と教えられているため、体調が悪ければ無理をしなくていい、行きたくないなら行かなくていいという考え方が身についている人が多いです。

もちろん、体調が悪いときに無理して出社してもいいパフォーマンスを発揮できず、出社を強要することはできません。

ですが、あまりにも頻繁に遅刻や欠勤をされると、仕事全体に影響が出ることもあるでしょう。

コミュニケーションを疎かにする

ゆとり世代はコミュニケーションを取りたがらないと考える世代は多いです。

とくに仕事終わりの飲み会について、「残業代が出ないなら行かない」「二次会には参加しない」「上司にお酒をつがない」など、これまでの考え方とは一線を画す発言に驚く方も多いのではないでしょうか。

ただし、これも時代の流れを考えれば当然のこととも言えます。無意味な飲み会に参加するよりも、自分一人の時間を大切にしたいと考える人は多いです。

ミスを極端に恐れる

ゆとり世代はみんなと同じように行動することがよしとされる傾向にあるため、ミスを極端に恐れる人が多いです。

ミスをして目立ちたくない、怒られたくないという意識から、新しいことに挑戦できなかったり、模範的な行動しか取れなかったりするケースはよくあります。

また、一度のミスで必要以上に落ち込んだり、そのまま辞めてしまったりするケースもあります。

上司からの指示がないと動かない

ゆとり世代はミスを極端に恐れる傾向から、自分から動けない、上司に指示されたことしかできない人が多い傾向にあります。

上司の指示に従っていれば失敗することもなく、叱られる可能性も低減できます。

ただ指示を待っているのではなく、怒られないようにしたい、ミスをしたくないという気持ちの現れである可能性も高いです。

ポンコツと言われるゆとり世代の考え方

ゆとり世代をポンコツだと思っている人、または自分はゆとり世代だからポンコツなんだと思っている人は、考え方を変えることで行きやすく、働きやすくなる可能性があります。

ゆとり教育にはいい面もたくさんあるので、むやみに批判しすぎないようにしましょう。

今の時代に合った働き方ができる

日本では高度経済成長期以降身を粉にして働くことが美徳とされてきましたが、近年は世界的にライフワークバランスを整える動きがみられ、ゆとり教育はこの考え方によく合っています。

仕事とプライベートのバランスを取ることで、リフレッシュして仕事でもよりよいパフォーマンスを発揮できるようになります。

今後も仕事よりも個人の人生を尊重する考え方は浸透していくことが予想されるため、今は衝突することがあっても徐々に時代に合った働き方をしやすくなるでしょう。

得意な分野を伸ばしやすい

ゆとり教育では、好きなことをのびのびと学ばせる傾向にあるため、得意な分野を伸ばしやすいという魅力があります。

中小企業のように事務から専門的な業務までマルチにこなす仕事は苦手でも、ある一部分のみに特化した仕事なら、ゆとり世代の方も本領を発揮できるでしょう。

仕事の割り振りを変える、自分の得意な仕事をアピールするなどで、世代間の衝突を抑えて働きやすい環境を作れるでしょう。

IT系の仕事に強い傾向がある

ゆとり世代は小学校の授業でパソコンに触れており、子どものころからITやインターネットの知識が豊富にあります。

近年需要が拡大し続けているIT業界で強みを発揮できる可能性が高いだけでなく、アナログだった業務内容をゆとり世代の社員のおかげでデジタル化できるケースもあるでしょう。

ゆとり世代だから仕事ができないと決めつけるのではなく、何が得意なのかを見極めることが大切です。

ゆとり世代はポンコツと決めつけないことが大切!

ゆとり世代はポンコツといわれる理由やゆとり世代への考え方を紹介しました。

ゆとり世代は、それより上の世代からすれば価値観がまるでちがい、ときにはポンコツに思えることもあります。

ですが、ゆとり世代は現代の考え方に合った働き方ができる、得意なことを伸ばしやすいなどさまざまなメリットがあります。

ゆとり世代だからポンコツだと決めつけてしまわず、個人個人の魅力を活かせる方法を探してみましょう。

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