学生から社会人になると、自分の不甲斐なさや能力の低さなどを目の当たりにして、自信を失う場面に直面する事が増えますよね。
新社会人だけでなく、社会人経験がそれなりにあっても、部署異動や仕事の内容が変わる事で自分自身をポンコツだなと感じる事もあると思います。
しかし、実際にはどのような人がポンコツなのか、自信を失っている時にはポンコツの尺度さえも分からなくなっているケースが多いでしょう。
そこで今回は、ポンコツで仕事を辞めたい人の特徴とは？というテーマで、ポンコツと感じる理由や解消方法などについて詳しく解説していきたいと思います。
ポンコツで仕事を辞めたい人の特徴
それでは早速、ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人の特徴から見ていきましょう。
理想と現実のギャップを感じやすい
ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、理想と現実のギャップを感じやすい傾向があります。
例えば、新しい仕事を始めた際に、その仕事に対して必要以上に高い理想や期待を抱き、それが実現すると思い込みやすいケースが多いのです。
しかし、特に新しい仕事の場合は、新しいスキルが必要だったり慣れていない事でミスなども増えやすく、自分が思い描いていた理想や期待とはかけ離れた現実ばかりの事が多いでしょう。
そのような時に、あまりにもキラキラとした理想を思い描いて仕事に取り組み始めると、その理想とは程遠い現実とのギャップを感じやすくなり、モチベーションが下がり仕事への意欲が全く湧かなくなるという事態を招きます。
そうなると、仕事上のミスや失敗は必然的に増えやすくなるので、自分のポンコツさを実感してしまう場面が多くなり仕事を辞めたくなるという負のループに迷い込んでしまうのです。
まわりの人と比較する
ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、まわりの人と自分を必要以上に比較するという特徴もあります。
同じ会社で、同じ部署の同僚だとしても、人それぞれ適した作業や持っているスキル・得意不得意などは当然異なりますよね。
しかし、ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、人と自分が違うのだという根本的な部分を見ない傾向があり、まわりの人に出来る事は当然自分も出来るはずと信じて疑わない傾向があります。
このような自分に対する過度な期待やまわりとの比較は、時に自分の能力以上のものを自分に課してしまう可能性があり、必要以上に自分に負荷をかけ続けてしまう危険性があります。
まわりの人の成長スピードと、あなたの成長スピードは当然違いますし、それが当たり前です。
しかし、ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、そのまわりの人と自分が違うという事を受け入れられず、まわりとの差に必要以上に苦しむ傾向があるのです。
コミュニケーション能力が低い
ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、コミュニケーション能力が低いという特徴もあります。
仕事は、学生の時以上にまわりとの連携が仕事の成功や結果に直結します。
そのため、コミュニケーション能力が低いと、まわりの人達との連携が取りづらく協力を得られない事が増えるため、仕事での失敗が増える可能性が高くなるのです。
例えば、仕事で欠かせないコミュニケーションの1つに、「報・連・相」がありますよね。
これは、社会人何年目であろうと、まわりの人と連携して仕事を成功させていくためには、欠かせない要素となります。
しかし、ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、この「報・連・相」が出来ていないケースが多く、必要な質問もしないで自己判断で解決しようと奮闘してしまいがちです。
そうなると、まわりの人とのペースが合わなくなり、必要なフォローもしてもらえないので結果的に仕事が出来ないポンコツだと感じる場面が多くなってしまうのです。
結果を焦る
ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、仕事の過程ではなく結果を焦るという特徴もあります。
仕事は、自分のキャパや適切なペースを把握して、それに合ったスピードで片付けていく必要があります。
自分に合った努力をしないと、自分の能力を発揮する事が出来ませんし、必要以上に結果を焦って作業を詰めすぎると能力以上の仕事量をこなす必要が出てきてしまいます。
自分自身をポンコツと感じる人の中には、そもそも自分の能力やキャパを正確に把握できていない事が多く、常に能力以上の努力をし続けている可能性もあるのです。
ストレス解消法がない
そして、ポンコツで仕事を辞めたいと感じる人は、ストレス解消法がないという特徴もあります。
仕事では、どんなにスムーズに仕事を進めていると見える人でも、その人なりにストレスを抱えながら働いているものです。
しかし、そのストレスをそのまま放置してしまうと、仕事の効率が悪くなったり体調を崩す原因になるので、適度にストレス発散を図って心身の健康を維持しているのです。
このように、適度にストレスを発散できる方法を持ち合わせていれば問題ないのですが、自分をポンコツだと感じる人の中にはストレスを適度に発散できずに、どんどん溜め込んでしまう性格の人もいます。
そうすると、最初は感じなかったストレスの影響が徐々に仕事の効率にも影響を与えだし、気づくと心身の健康が維持できなくなって仕事を辞めたいという段階まで到達してしまうケースがあるのです。
ポンコツで仕事が出来ないとは？
さて、ここまででポンコツで仕事を辞めたいと感じる人の特徴をいくつかご紹介してきましたが、そもそも「ポンコツで仕事が出来ない」とは、どのような状態を指すのでしょうか？
ポンコツとは、その人が感じる感覚によって基準が変わる傾向があるため、実際にはポンコツではないのに自分でポンコツだと感じてしまっているケースもあるのです。
一般的に「ポンコツ」とは、機械などが正常に動かない事に対する言葉ですが、会社などでは仕事の能力が低かったり、一定に成果があげられない事に対して使われるケースが多いです。
しかしこれは、その仕事が自分の持っている能力や性質に合っているか合っていないかによっても異なってくる側面が大きいため、一概に仕事での成果がないからと言ってポンコツとは限りません。
そのため、ポンコツで仕事を辞めたいと感じた時は、自分にその仕事が合っているかを見極める良い機会でもあるのです。
ポンコツで仕事を辞めたい人の解消方法
それでは次に、ポンコツで仕事を辞めたい人におすすめの解消方法をご紹介していきたいと思います。
今の職場で、何となく自分はポンコツだと感じながら働いている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
適度に上司やまわりの人を頼る
自分自身をポンコツだと感じ、仕事を辞めたいと思う事が増えた時は、自分だけで仕事を抱え込まずに上司やまわりの人に助けを求めましょう。
仕事は、あなた1人が頑張るのではなく、全体で結果に繋げる事が大切です。
そのために、上司や同僚・チームなどが存在するのですから、仕事を辞めたいと感じるほど抱え込まずに、どうしても無理な時はまわりに助けてもらいましょう。
その時に、フォローや手助けがない会社は、逆にあなたがポンコツなのではなく会社の方針ややり方が合っていない可能性があります。
ストレス発散方法を見つける
ポンコツで仕事を辞めたいと感じた時は、心身共にストレスがMAX状態である可能性が非常に高いと言えます。
そのため、まずは仕事以外の時間は仕事の事は考えず、溜まったストレスを効果的に発散するための時間として使う必要があります。
その時に、ストレス発散方法がないと、どんどんストレスが溜まってしまうので、買い物でも良いですしスポーツでも良い、気心の知れた友人と飲みに行くなど何でもいいので、とにかく自分の心と身体がリフレッシュする方法を何個か用意しておくと良いでしょう。
スキルアップを図る
今の仕事が好きで、もっと会社のために貢献したいと感じるのならば、自分自身のスキルアップを図るのもおすすめです。
会社によっては、社員のスキルアップの機会として、セミナーなどを開催している事もあるので、そのような所に積極的に参加して、自分の持っている能力を伸ばしてみるのも良いでしょう。
特に、今のキャリアをより良い方向へ進めたいと感じているような場合は、スキルアップは自分自身の今後のために非常に役立つものになります。
時には断る勇気を持つ
何をやってもポンコツで仕事が出来ないと感じる場合は、時には断る勇気も持つ事も大切です。
先ほども触れましたが、仕事が出来ないからと言って一概にあなたがポンコツだとは限りません。
与えられている業務内容が、あなたに合っていない可能性もあり、そのような場合は他の仕事ならばあなたの能力をしっかり発揮できるかもしれないからです。
そのため、どんなに頑張っても成果が出なくてつらいという場合は、上司などに相談して業務内容を変えてもらう事も解消方法として有効でしょう。
どうしてもダメなら辞める事を選択する
そして、上記のように解消方法をいくつか試しても、どうしてもダメならば、その仕事を辞めて転職するという選択肢も考えてみましょう。
理想や期待に胸を膨らませて、やっと入社した会社を辞めるのは勇気が必要かもしれません。
しかし、仕事はあなたが今いる場所にしかないのではなく、もっと広い視野で見ればいくらでもあなたに合った仕事は見つかります。
その場所に居続けて、自分の能力に気づかないまま埋もれてしまう方がもったいないので、努力をしてもダメな場合は辞める事も考えてみると良いでしょう。
ポンコツで仕事を辞めたい時に気を付けるべきこと
それでは最後に、ポンコツで仕事を辞めたい時に気を付けるべきことを挙げていきたいと思います。
- 自分を責めない
- 必要以上に自分を下げて評価しない
- 自分の能力やキャパを見極める
- 仕事を辞める事に罪悪感を抱かない
自分自身をポンコツだと感じてしまうと、どうしても自分を責めてしまいがちになります。
しかし、何度もお伝えしている通り、仕事には合う合わない・得意不得意があり、それがたまたま合致しなければうまくあなたの能力が引き出せないケースもあるのです。
そのため、必要以上に自分を責める事をせず、客観的に現状を見極めるようにしましょう。
まとめ
さて今回は、ポンコツで仕事を辞めたい人の特徴とは？というテーマで、ポンコツと感じる理由や解消方法などについて詳しく解説してみました。
今の職場で、思うような結果を残せないと、どうしても自分をポンコツだと感じる場面が多いかもしれません。
しかし、職場環境や与えられている業務内容によって、あなたの能力が発揮できていない可能性も大いにあります。
もちろん、現状を改善するための努力は必要ですが、努力しても改善できない場合は違う場所で自分の力を発揮する選択肢もある事を覚えておくと良いでしょう。
